売上 695億円
営業利益 128億円
国内616店舗(今期70店出店)
店舗名は「ローリーズファーム」や「ジーナシス」など
1店舗平均で売上約1.5億円。
通年売上1000億円突破も視野に入ってきた。
企業サイトと財務諸表を徹底分析します
一般会計
総額 92.3兆円
一般歳出 53.5兆円
うち子供手当て 1.7兆円(地方負担など0.6兆円)
農家戸別補償 0.6兆円
高校無償化 0.4兆円
高速無料化 0.1兆円
地方交付税など 17.5兆円
国債費 20.6兆円
歳入(財源)
税収 37.4兆円
国債 44.3兆円
埋蔵金 10.6兆円
非常に厳しい予算と言える。
子供手当ては参院選後に来年度の増額を見送る戦略だろう。
また鳩山首相が辞任して消費税増税するシナリオもあるかもしれない。
そして政権が財政規律を意識し始めたときにばらまきマニフェストを掲げた野党に政権交代する。
成熟した民主主義はそうして滅びていくのだろうか。
5851億円
となり、既存店ベースで
前年同月比6.3%減
来店客数が3.3%減
平均客単価が3%減
企業別では
セブンイレブン 5.4%減
ローソン 6.7%減
ファミリーマート 4.9%減
サークルKサンクス 9.4%減
となっている。
店舗数の最も多いセブンイレブンの減収率が全体を下回っており、改めて強さを感じるデータである。
今後一極集中はさらに進むだろう。
サークルKサンクスやミニストップは新たな差別化戦略が生き残りに不可欠である。
15日の高値で171100円
約1ヵ月前の直近安値が115700円(11月19日)。
10年9月期の純利益予想が25億円。
7〜9月期でブログ事業が初めて黒字化したのが買われている要因。
しかしブログの成長性にはやや疑問を感じる。
ブログ利用者への利益還元モデルが見えない。
実名を出さない日本のブログ文化には限界があり、ブログバブルもはじけかけているように感じる。
1.トヨタ 651
2.GM 565
3.VW 479
4.ルノー・日産 414
5.現代 342
6.フォード 338
7.ホンダ 252
8.PSA 238
9.スズキ 172
10.フィアット 159
3位のVWと9位のスズキの連合での合計台数は651万台となりトヨタを上回る。
持ち家 3367戸(1.8%増)
貸家 3363戸(同34.3%減)
分譲 3842戸(26.8%減)
マンション 1783戸(38.9%減)
大阪 1080戸
兵庫 442戸
滋賀と和歌山は新設着工なし
住宅市場は長期的に灯はないだろう。
「ユニクロで買い物をしたことは?」
という質問に対し
頻繁に 9%
ときどき 54%
何度か 33%
合わせて96%がユニクロ経験者という驚くべき数字である。
同社は09年8月期で営業利益が1000億円を突破、
しかし国内でこれ以上の成長は上の数字から見ても考えにくい。
海外戦略がキーとなるが・・・
ユニクロを選ぶ理由(商品をどう思うか?)として
価格が安い 86%
が飛び抜けていて、
カラーが豊富 58%
シンプル 46%
などが続く。これらからは海外で成功する要素が見えない・・・
ちなみに個人的には、ある理由から未だユニクロバージンである。
現在800万人の食卓データを保有し、100社強の食品メーカーとの取引実績もある。
10年4月期の業績予想は
売上 19億円
経常利益 7.2億円
最終利益 4億円
(10月30日上方修正)
となっている。
また株式データは
時価総額 320億円
予想PER 80倍
と市場の大きな期待度を示している。
クックパッドで注目すべきは、
月額294円の有料会員制度が成功をしている(推定会員十数万人)
ことだろう。
今後ネット企業が大きく成長するためには、ネット利用者を満足させる有料サービスを開発することが必要になる。
クックパッドはその先駆けを行くパイオニア企業の一つと言える。
09年9月期
売上 938億円(前期比8%増)
営業利益 44億円(3%)
ブログ事業
売上 55億円(55%増)
利益 -5億円(前期-17億円)
第4四半期に黒字化したブログ事業に期待だが、今のところ成長の青写真が見えない。
多くの利用者をどのように利益に繋げるか、アイデアはいくらでもあるはずだが・・・
1.(時期によって)日本人形や雛人形がエントランスにディスプレイされている
これは以前から強く違和感を感じていた。単価を上げたい気持ちは分かるが、「トイザらス」がこのようなものを販売するマイナス効果は計り知れない。
2.各商品陳列エリアに体験用の試用品が置かれている
子供は何でも触りたがるので、その商品に対する興味は計りがたい。
3.輸入菓子、食品の価格が高い
トイザらスの強みにもなり得る輸入食品は、昨今の大手スーパーと比較してかなり割高である。
4.(体験商品以外に)インストアプロモーションが存在しない
ただ商品が種類ごとに置かれている印象がある。
5.オリジナル商品が少ない
いろんなところに置かれている商品の寄せ集めの印象がある。
そして最も重要な問題点が、
6.対象年齢がわからない
自身小さい子供を持つ親ではあるが、どの商品が子供に合うのかわからない(個々の商品には表示してあるのかもしれないが)。
これらの問題点を踏まえて解決策を考えてみよう。
そこにコンビニ各社の08年売上と、国内店舗数がデータとして提示されていたので、簡単な計算をしてみた。
セブンイレブン
売上 2兆7600億円
店舗数 1万2300
1店舗当たり 2億2439万円
ローソン
売上 1兆5600億円
店舗数 9500
1店舗当たり 1億6421万円
ファミリーマート
売上 1兆3300億円
店舗数 7400
1店舗当たり 1億7973万円
サークルKサンクス
売上 1兆1000億円
店舗数 6200
1店舗当たり 1億7742万円
ミニストップ
売上 3000億円
店舗数 1800
1店舗当たり 1億6667万円
5社合計
売上 7兆500億円
店舗数 3万7200
1店舗当たり売上 1億8952万円
1店舗当たり月間売上 1579万円
1店舗当たり一日売上 52万円
端数は全て四捨五入
驚いたのはセブンイレブンの強さ。絶対規模だけでなく、店舗当たりでも他社と30%近い差をつけている。
また店舗当たりにすると、ローソンが最下位になるのも興味深い。
ネットプライスは自社で名付けた「ギャザリング」というビジネスモデルで知られる。新興ネット企業。
「ギャザリング」とは、大手流通企業などが大量調達によって安く仕入れる仕組みをネット上のネットワーク機能を利用して体現したものである。
現在様々な新規事業を立ち上げてグループ化しているが、未だこのギャザリングがグループ売上の約9割を占める。
新興企業としては純資産比率(自己資本比率)が67%と高い。
期待される新規事業は中国向けのBtoB、成長する中国ネット市場で生き残ることが出来れば、その果実は大きいだろう。
しかしネットプライスに限らず中国で事業展開をする企業は、長期的には日本における中国(とその商品)のイメージを変えることが必要だろう。
ネットプライス
09年9月期中間
売上 67.4億円
営業利益 3.2億円
株価 86200円(3日終値)
タッチパネル端末でのオーダーや皿の自動カウント機能など、IT化で他の大手と明確に差別化されている。
そんなくら寿司が昼のランチを始めたので覗いてみた。
メニューは
彩り丼(チラシ寿司)
海鮮丼
握り寿司(8貫)
のうちどれか一つ、さらに
かけうどん
茶碗蒸し
赤だし
のうちどれか一つの2品で
税込み500円
というバリューとなる。
このランチ戦略をQCDの切り口で分析すると、
Q(品質)
海鮮丼とうどんのセットを注文したが(写真)、質、量とも文句のない水準である。
C(価格)
これも文句なし、というより企業戦略としては安過ぎる。せめて税別にするべきだろう。
D(速さ)
これはイマイチ。タッチパネルでオーダーしてから注文品が回ってくるまで10分余り。回転寿司のスピード感からすると少々ストレスを感じる待ち時間である。
くら寿司の企業としての強みの一つがITを駆使した効率経営である。
しかしどうもこのランチ戦略は、そちらの方向性に合わない。
提案としては、
ランチタイムは来店時のカウンター受付で、
「ランチのご希望ですか?」
と聞く。そしてその場でオーダーを取る(決まっていないときは後ほど端末で呼び出してもらう)。
自分は初めてランチを目当てに入店したが、どのようにオーダーするかわからずに店員を呼び出した。
そしてランチメニューは回転ベルトに流さずに手運びする。
理由は、
1.ランチは比較的時間を気にするビジネスマンが多いこと
2.回転ベルトで喜ぶ子供がメインターゲットではないこと
要するにランチは敢えてアナログで行きましょう
という提案である。
関東を中心に低価格中華で人気を集めるハイデイ日高、
10年見通しでは、
売上200億円超
単独税引き利益10億円超
と、5期連続で増収増益予定である。
全店平均の営業利益は15%と高く、黒字でも利益率の低い店舗は閉店する慎重経営。
出店戦略は首都圏の乗降客5万人以上の駅周辺に限定。前期末(09年2月)で220店。
1店舗平均で1億円近い売上がある計算である。
特徴は売上に占めるアルコール比率が14%と高いこと。
出店計画も年間30〜40店と、個人的には好みな堅実経営である。
5月21日の株価終値が999円、PER10倍程度と買いごろだが、PBR水準と今後の関西進出計画が気になるところ。
王将フーズとはイメージも戦略も異なっているため、関西での成功の芽も十分あるだろう。
09年2月期
売上 542億77百万円(前期比マイナス1.2%)
営業利益 33億91百万円(同マイナス9.7%)
経常利益 35億56百万円(同マイナス10.5%)
純利益 19億26百万円(同マイナス10.5%)
となっている。売上は微減、各種利益で1割程度の減益である。
フェリシモは事業の大部分が通信販売で、新規出店などの規模拡大はない。昨年からの不況下で売上横ばいは健闘ではないか。
利益の落ち込みを分析すると、販菅費が前期比で2.7%(約6.8億円)増加している。
さらに販管費を分析すると、
広告費 81.6億円(3.9億円増)
運送費 33.0億円(1.2億円減)
給与 42.8億円(1.0億円増)
減価償却 10.6億円(1.9億円増)
などが金額の大きな項目である。
目立つのは広告費。これはカタログ印刷や発送などの占める割合が大きいようである。
フェリシモのウェブ受注比率は年々上昇していて、昨年12月には50%を超えている。
ウェブ受注の増加でカタログ費用負担の減少が将来期待できる。
今後は事業所を構える中国や米国での事業拡大や、家具販売などによる商品ラインの拡大によってさらなる成長も期待できる。
提案は前回と同じく
アンテナショップ展開
である。東京や大阪に数店舗設けることで、顧客反応を目で見て、直接声を聴き、商品開発に反映させる。知名度をより高めることも重要である。
この企業はどこかで一気に伸びる。そんな気がする。
21年2月期
売上 1039億67百万円(プラス2.6%)
営業利益 94億29百万円(マイナス5.7%)
経常利益 98億49百万円(マイナス5.6%)
最終利益40億38百万円(マイナス25.9%)
売上は微増だが営業減益となり、純利益は約26%の大幅減である。
純利益の落ち込みは、今期に株式の評価損を約27億円計上していることが原因と見られる(一方固定資産売却などで特別利益が約17億円で、前期比12億円増となっている)。
セグメント別では、レストラン部門が伸び悩み、35店舗の出店純増にも関わらず売上横ばい。営業利益は8億円減って51億円。
喫茶部門は比較的堅調で既存店売上が増加し、営業利益は横ばいの20億円。
卸売事業が最も好調で増収増益、約60億円の営業利益を稼いでいる。
来期予測では
売上 1065億円
営業利益 107億円
経常利益 111億円
最終利益 55億円
と大幅な増益を見込んでいるものの、市場では失望を買っている。
発表後から株価は大きく下げて、今日の終値で1226円。
決算の内容や企業体力からすれば、売られ過ぎではないか。
ポイントは09年2月期の純利益が前期比11%増の83億円と過去最高となる見込みで、増配(20円増の年100円)を発表した。26日の終値は前日比350円プラスの4050円。
記事ではこの不況下の強さの秘密を
「スピード経営」
と評している。
具体的には、
1.商品企画から店頭に並ぶまでのスピード(約2ヵ月)
2.在庫回転率の早さ(27回)
スピード経営による売上高営業利益率は17%(粗利率60%)と15%前後のユニクロを凌ぐ。
記事にあるチャートでは、縦軸に売上高営業利益率、横軸に在庫回転率が示され、ユニクロなどの同業社と比較されている。(ユニクロの在庫回転率は約10回、しまむらや良品計画では約15回)
上のチャートでは特に在庫回転率でポイントは他社を圧倒している。
回転率27回は記事にもあるが2週間で商品が入れ替える計算になり、これは高効率経営というより
足りない経営
である。現場では常態的に機会ロスが発生していることが想定され、ユニクロはこの水準を目指していない。
しかしポイントは敢えてこの「足りない経営」を選択している。
今後人口減少社会を迎える日本では、ポイントのように
商品やサービスを意図的に不足させる「足りない経営」
が多くの分野で求められるのかもしれない。
9ヵ月の累計では
売上 16兆9932億円
営業利益 2215億円
純利益 3288億円
営業利益より純利益が多いのは主に税負担額が大幅に減るため。
通期予想は
売上 21兆円
営業利益 ▲4500億円
純損失 ▲3500億円
ここ数年四半期単位での通期予想は消極的に見積もっていたトヨタだか、今回はそれほど消極的とも思えない。
地域セグメント別に見ると直近の四半期では、日本、北米、欧州と赤字転落している。ホンダと比較するとその他地域の伸びも鈍い。
具体的には(第3四半期地域別営業利益)
日本 ▲1643億円
北米 ▲2474億円
欧州 ▲434億円
アジア 405億円
その他 336億円
消去 205億円
合計 ▲3606億円
営業赤字の大部分を占めるのはやはり北米地域ではあるものの、懸念されるのは近年大型投資をしたロシア事業(欧州に含まれる?)である。現地生産や販売が軌道に乗る前に今回の危機である。特にロシア市場の崩壊規模は大きい。
新興国市場ではホンダにやや遅れを取るトヨタだが、対称的に国内における基盤とブランド価値は底堅い。
今後はプリウスの生産効率化による値下げ(インサイトと価格を合わせなければいけない)、IQで築いた超小型車技術の推進が期待される。
特に注目したのは9ヵ月の累計期間でなく、金融恐慌が本格的に始まった10月からの3ヵ月のデータ。
売上 2兆5333億円
営業利益 1025億円
最終利益 202億円
最終損益については関連会社の持分利益308億円を除けば赤字になるが、営業利益はしっかりとあげている。
ゼグメントごとの営業利益で見ると、
二輪事業 252億円
四輪事業 705億円
金融サービス事業 95億円
汎用その他 ▲28億円
となり、強みである二輪事業の安定感が伺える。
また地域別営業利益で見ると、
日本 ▲644億円
北米 701億円
欧州 11億円
アジア 250億円
その他 419億円
となり、足元の日本で赤字転落しているが、その他地域の伸びが目立つ。特にブラジルの市場が伸びているようである。
他の自動車メーカーが壊滅的打撃を受けている中、ホンダは底堅い印象を受けた。この時期にほとんど自社株買いもしていない。
さらには6日に発売された日本円200万を切る待望のハイブリッド車「インサイト」、これは売れるだろう。
トヨタと業界の覇権争いをするのはGMでもフォードでもなく、ホンダかもしれない。
将来は一般個人が保有できるような夢のある小型飛行機を開発してほしいものだ。
具体的には、今回の修正により
売上 7兆7500億円
営業利益 600億円
純損失 3800億円
と予想している。
注目すべきは営業利益と純損失の差額4400億円である(税費用は計上していない)。この差額、即ち営業外損益についてパナソニックは
・国内外の拠点統廃合(27拠点の整理)
・固定資産の減損
・雇用構造改革(1万5000人の人員削減)
と説明、上記費用として3450億円を見込んでいる。
要するにリストラになるわけだが、自動車を始めとする他の大企業が数千数百の非正規雇用の調整や、工場の稼動調整などにとどめているのと比較するとラディカルな動きである。
企業体力や人材力は未だ衰えを知らず、今後はリストラだけでなく新規事業でも世間を驚かせて欲しい。
三洋電気を傘下に納め、成長事業であるリチウム電池にも力を入れるパナソニック。もたつくメガ自動車産業の頭を越して、パナソニックブランドの電気自動車を作ってしまうなんてのはどうだろう。
好調の一つの原動力となっているのが、この置き菓子事業である。
゛顧客の職場に専用のボックスを設置してもらい、その中にお菓子を入れておく。商品は全て一個百円で、代金をボックスに入れてもらうという無人販売方式゛(新聞記事より引用)
08年12月末でボックスの設置数は10万個を超える。年間売上30億円。(江崎グリコ)
国内菓子生産はここ数年横ばいで推移しているが、置き菓子は右肩上がりの静かなる成長事業である。
問題点は無人販売による盗難リスク(回収率95%)と、100円という単価の安さ、販売員のコストなど。
アメリカなどでは菓子類の自動販売機が普及しているが、この「置き菓子」のアイデアを発展させて、菓子の自動販売機事業を展開してみてはどうだろう。
単価はルートセールス(補充販売員)のコストを見込んで、スーパーなどでの販売価格より高く設定するべきだろう。
売上 4兆942億円
営業利益 4961億円
純利益 3091億円
売上利益ともに前期より落ち込み、9期ぶりの減収減益となった。
また売上の減少幅は8.6%、最終利益は36.7%のマイナスである。
最も大きな減益要因は円高で、CFの為替変動影響額に1319億円計上している。手持ち資金は2653億円減少して6792億円となっている。
急激な需要減少のなかで、在庫仕掛品の増加はほとんど見られない。
来期の予想は、
売上 3兆5000億円
営業利益 1600億円
純利益 980億円
と売上で14.5%、最終利益で68.3%の大幅減を見込んでいる。
株価は材料出尽くしからか朝から大きく変われ一時2755円をつけたが、午後には急激に下げて2605円で取引を終えている。
またキヤノンの事業構成は
事務機(プリンターなど) 65%
カメラ 25%
光学機器その他 10%(海外売上比率は79%、欧州が33%で最大市場)
となっている。
豊富な手持ち資金と人材を活用した新規事業が期待されるが、決算資料には具体的記述はない。
ノートパソコンくらいの大きさで、持ち運び可能なプリンターと一体化したPCを実用化できたら需要は大きいのでは。
ぐるなびの連結業績は08年まで順調に成長し(07年の減益を挟む)、09年3月期の予想は
売上 200億円弱
純利益 20億円強
となっている(棒グラフからの読み取りで詳細金額不明)。
記事ではぐるなびの事業モデルを「コンビニ流」と称している。
「コンビニ流」とは、全国の有料会員加盟店からの会費収入が売上の柱(7割強)となっていることを指しているようだ。
主にサイト上の広告で稼ぐ事業モデルのネット企業より、フランチャイジーからの加盟金やロイヤルティを収入の柱とするコンビニに近い、ということだろう。
売上高利益率(10%強)や従業員一人あたり売上高(約1700万円)は他のネット企業に比べて低い。しかし根をしっかりはっているため、成長性の信頼度、堅実度は高く、昨年の金融危機の中株価は10%以上上げている。
現在検索可能飲食店は約50万店、そのうち課金している加盟店が46247店(08年9月)、この加盟店の平均単価は年々上昇し現在9万円程度となっている。
加盟店や平均単価が増えているのは、ぐるなびの提供するサービスの効果が証明されていることを裏付けている。未だ加盟していない飲食店も多く、成長可能性は高い。
気になるのは、加盟飲食店を開拓する営業社員は400名と少なく、今後コンサルティングや新店舗開発支援など事業を拡大していくためには歩合による外部営業員を雇うのも面白い。
その際にぐるなびが外部営業員の資格試験を行うことで話題性を喚起できる。
同じ飲食店を好む客同志がネット上で交流を深めるSNSなども提案したい。
米フラン社の
「フラン ソフトキャラメル」
20日に就任したアメリカの新大統領、バラク・オバマ氏の好物と米メディアに報じられている。
この記事が日本の朝刊に載った22日、第3四半期決算発表から下げ続けたフェリシモ株はやや反発、1800円に僅かに届かない水準。
一過性とも言える、このような要因がどのように企業業績や株価に影響するのか注目したい。
知名度の向上効果は一過性にとどまらないだろうし、来月のバレンタインデーに向けて絶妙のタイミングではある。
第3四半期
売上 792.1億円
営業利益 72.8億円
経常利益 75.7億円
純利益 48.5億円
となっている。前期比で売上微増、営業、経常利益がややマイナスである。
四半期決算とともに2月期通期の業績予測を引き下げた。
2月期通期予想
売上 1045.0億円
営業利益 97.8億円
経常利益 101.6億円
純利益 56.2億円
昨年10月15日に公表した各利益を10%余り下げ、営業、経常利益については前期比マイナスとなる。
最終利益は10億円の特別損失を見込んだ上で3%の増益となる見通し。
業績の下方修正を受けて、市場では大きく売られ、16日は1500円を挟んだ取引となった。
短信の定性情報によるとコーヒー事業の既存店売上は前年を上回り堅調だったものの、レストラン事業が伸び悩んでいるとのこと。しかし各事業の内訳情報が公表されていないので詳細は不明。
引き続き財務状態は健全で153億円の現金を保有するが、CFは公表されていない。
不況により、アメリカでは高価格のスターバックスから客足が離れている、とのことだが日本でも同じ現象が起きると予想される。円高やコーヒー豆価格の低下も好機である。
ドトールはこれを機会に、小規模なコーヒースタンドなどの出店によりスターバックスとの差別化を図る戦略が効果的ではないか。屋台やワゴン車による販売も面白い。
またコンビニチェーンなどと連携し、コンビニでドリップコーヒーを提供するアイデアも新事業として提案したい。
日レスのレストラン事業はいくつかの新店舗業態の開発をしている。小麦価格の下落は好機であり、トリドールがうどん事業で成功していることもあり、うどん事業への進出も選択肢に入れてもよいのではないか。和風パスタの店で成功したように、今度は洋風うどん店を開発するのも良い。
合併から2年目、現在は組織の混乱期であろう。業績もやや低迷しており、組織面では正念場と言える。両社の絡んだプロジェクトチームによる新規事業でモチベーションを高めるなど、経営陣によるリーダーシップが試される時期である。
売上 398.6億円
営業利益 21.9億円
経常利益 22.9億円
純利益 11.9億円
となっている。売上はほぼ前期並み、営業と最終利益はそれぞれ30%、26%の大幅増となっている。
しかし2月期通期の業績予測を引き下げて
売上 544.1億円
営業利益 34.4億円
経常利益 36.1億円
純利益 19.0億円
通期だと売上は微減だが、利益面で逆に前期をやや下回り、最終利益で11.6%の減少の見通しである。
理由は恐らく金融危機から生じた不況により年末商戦が不調に終わったことだろう。株式市場では成長性を懸念され株価を下げている。
まず年末商戦の不調について、個人的にはユニクロ要因が影響しているのでは、と見ている。昨年秋からのユニクロの売上増加はブームとも言えるもので、顧客層のかぶるフェリシモとしては売上微減に抑えたのは優秀ではないか、と見ている。
また昨年同期に比べて11月30日時点の在庫量が控え目なのは年末の不調を予測していた高度な需要予測、と見られる。
強みは
1.潤沢な手元資金
第3四半期末で約100億円の現金を保有し、その他現金同等物を含めて133億円。通期予想売上比で24.4%。金融危機による投資損の打撃が少ない。有利子負債はほぼゼロ、財務美人である。
2.全国的知名度はまだ低い
これは強みと捉えている。今後知名度の高まりとともに、徐々に業績を伸ばすだろう。
資金が豊富、急速な成長を目指さない、余裕ある経営である。
現在はほぼネット通販専業だが、資金力を活かし、地域を限定するなど(例:地元神戸にアンテナ的中規模店)して実店舗展開も一つの戦略ではないか。
今半期の売上は43.1億円、営業利益は7百万円とかろうじて黒字。
借入金利子(半期約7千5百万)や投資評価損などが重しになり、経常(9千3百万)と最終は8千5百万の赤字。
財務状態は約10億円の現金を保有するが、各種の負債合計は約90億円に及ぶ。
キャッシュフローは減価償却(4.6億円)が大きく、投資損失も評価損にとどまるため、営業で4.5億円のプラス。
投資では固定資産の売却が大きく(6.6億円、リース資産に転換?)8千6百万のプラス。
財務では長短借入金の返済などで10.9億円のマイナス
その結果、自己資本比率は36.3%。10億円近い返済も改善は軽微。
燃料高は一服し、銭湯事業はまだ成長が期待できるものの、財務状態の苦しさが新規投資を抑制している、または今後抑制する懸念がある。
飲食の強化や革新的エネルギーの活用などでイノベーションが求められる。
今日(9日)の新聞に08年の新車販売ランキング(軽自動車含む)が掲載されている。
1.ワゴンR(軽スズキ)20.5万台
2.ムーヴ(軽ダイハツ)19.0万台
3.フィット(ホンダ)17.5万台
4.タント(軽ダイハツ)15.9万台
5.カローラ(トヨタ)14.4万台
6.ヴィッツ(トヨタ)12.3万台
7.ライフ(軽ホンダ)9.7万台
8.ミラ(軽ダイハツ)8.5万台
9.クラウン(トヨタ)7.5万台
10.プリウス(トヨタ)7.3万台
軽自動車までが苦しむ中でダイハツは3車種をうまく棲み分けし、43.5万台、8.4%売上を増加している。
トヨタについては赤字転落が話題になる中でカローラの落ち込みは軽微で、ついにプリウスがベスト10に入ってきた。来年はIQも注目される。国内は底堅い印象である。