ぐるなびの連結業績は08年まで順調に成長し(07年の減益を挟む)、09年3月期の予想は
売上 200億円弱
純利益 20億円強
となっている(棒グラフからの読み取りで詳細金額不明)。
記事ではぐるなびの事業モデルを「コンビニ流」と称している。
「コンビニ流」とは、全国の有料会員加盟店からの会費収入が売上の柱(7割強)となっていることを指しているようだ。
主にサイト上の広告で稼ぐ事業モデルのネット企業より、フランチャイジーからの加盟金やロイヤルティを収入の柱とするコンビニに近い、ということだろう。
売上高利益率(10%強)や従業員一人あたり売上高(約1700万円)は他のネット企業に比べて低い。しかし根をしっかりはっているため、成長性の信頼度、堅実度は高く、昨年の金融危機の中株価は10%以上上げている。
現在検索可能飲食店は約50万店、そのうち課金している加盟店が46247店(08年9月)、この加盟店の平均単価は年々上昇し現在9万円程度となっている。
加盟店や平均単価が増えているのは、ぐるなびの提供するサービスの効果が証明されていることを裏付けている。未だ加盟していない飲食店も多く、成長可能性は高い。
気になるのは、加盟飲食店を開拓する営業社員は400名と少なく、今後コンサルティングや新店舗開発支援など事業を拡大していくためには歩合による外部営業員を雇うのも面白い。
その際にぐるなびが外部営業員の資格試験を行うことで話題性を喚起できる。
同じ飲食店を好む客同志がネット上で交流を深めるSNSなども提案したい。
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