2007年5月26日土曜日

スターバックスコーヒー-財務1

5月25日終値¥57,200


財務分析の前に株価ですが、1年間を通して、¥45,000~¥60,000に収まっています。これは昨年度の利益(1株¥1,250)をもとにしたPERで、36倍~48倍と非常に高い水準ですが、今期の1株利益は¥1,766(PER32倍)と、市場の高い期待にしっかりと応えています。







何よりも上の金額1株から購入が可能なため(5万円程度で株投資ができる)、株投資に及び腰だった若い世代を多く市場に引き込んだ功績は、計り知れません。(株主優待で1株2枚のコーヒーチケットもスタバファンを惹きつけました。)



スターバックス07年3月期の決算発表が先週(17日)ありました。


  • 売上789億円(前期比16%増)
  • 営業利益50億円(同39%増)
  • 経常利益51億円(同36%増)
  • 純利益25億円(同41%増)

上は簡単なサマリーですが、売上の順調な伸び以上に利益の伸びが大きいことが特徴です。計画的な出店戦略と共に、積極的な業務の効率化により、利益率を高めています。

効率化については短信に詳しい説明はありませんが、

「一昨年前より取り組んできた物流に関する業務プロセスの改革については、当事業年度に販売管理システムの刷新ならびに倉庫管理システムとの統合を行い、店舗から取引先まで包括的な業務プロセスの効率化を図りました。」

とあります。システムレベルでのサプライチェーンマネジメントの徹底による、業務効率化と取れますが、財務諸表分析でわかる部分があれば、抜き出していきます。

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