2008年2月3日日曜日

ソフトバンク-株売却益


スクープである。米マイクロソフトによる米ヤフーの買収(合併)の話がここにきて現実味を増しているようである。




買収金額が44.6BILLONということである。


ソフトバンクは米ヤフーの株を約3.9%保有している。


44.6Bの3.9%は約17.4B、現在の円高相場でも1,800億円超のキャッシュ(?)が入ることになる。売却益で700億から800億円ということになる。


昨年のソフトバンクの経常利益が1,534億円であったことを考えると、もしこの話が決まって売却益が入るとすればソフトバンクにとって巨額の利益が舞い込んで来ることになる。


しかし、日本ヤフーはもちろん、米ヤフーとの関係を強く持っていたこともソフトバンクにとって大きな強みだったことを考えると、売却益だけで判断できない部分もあるかもしれない。


さらに孫社長が、この話をすんなり受け入れるのか、ということも注目すべき点である。

2008年1月27日日曜日

ソフトバンク-孫正義

ソフトバンクを語る時に、この人を語らずしては何も語れない。

良くも悪くも未だ

ソフトバンク=孫正義

という構図は誰もが認めざるを得ないだろう。

社長あいさつのページで

福岡の小さな雑居ビルで、たった2人の社員を相手にミカン箱にのって朝礼をしたのを覚えています。

志無きビジネス、目先の収益だけを追う事業は、必ずや時代に淘汰されます。

この辺の言葉が彼のカリスマ性を生み出しているのだろう。

とにかくこの人は何をするのかわからない、何かをやってくれそう、そう思わせる人物であることには間違いない。世の中にはそういう人物は多いのかもしれないが、この国、日本で確固とした知名度と地位、実績、そして紛れもない能力を備えた人物といえば彼しかいないのかもしれない。

2008年1月21日月曜日

ソフトバンク


投稿が途切れていたが、今回は日本の元祖ベンチャー企業ソフトバンクについて分析していく。

http://www.softbank.co.jp/index.html

非常に多様な事業を行っており、一概に企業の全体像をつかみにくい部分はある。


四季報によると簡単な事業比率は

移動体通信56(11)

ブロードバンド10(10)

固定通信13(-1)

インターネット・カルチャー8(50)

イーコマース10(2)

他3(-5)

となっている。移動体通信とは06年より参入している携帯電話事業であり、ブロードバンドはヤフーBBのADSL事業である。インターネット・カルチャーが子会社のヤフー事業になるのだろうか、これについてはまた詳しく分析する。

数年前までヤフー依存だった事業・ブランド構成を、携帯電話参入によってソフトバンクブランドを強くアピールしたと同時にキャッシュフローを産み出せる体制を築いた、というのが、大まかな流れである。


売上高と利益の推移だが(直近5年、単位億円)

2003年3月期(平成14年4月~平成15年3月)
売上 4,068
経常利益 △1,098

2004年3月期(平成15年4月~平成16年3月)
売上5,173
経常利益 △719

2005年3月期(平成16年4月~平成17年3月)
売上 8,370
経常利益 △452


2006年3月期(平成17年4月~平成18年3月)
売上 11,086
経常利益 274

2007年3月期(平成18年4月~平成19年3月)
売上 25,442
経常利益 1,534


売上は右肩あがりで07年3月期で2.5兆円、また06年に経常赤字を抜け出し本格的な成長軌道に入ったと言える。06年の携帯電話事業参入による収益性の改善効果が大きい。

2007年11月11日日曜日

JDC信託-コンテンツ信託

11月9日終値¥34,000

このJDC信託という会社は一体事業として何をしているのか?

これは正直非常に複雑で難しい。しかしこのコンテンツビジネスというのは昨今非常に注目されており、その中でJDC信託の存在は大きな位置を占めている。

サイト内で事業内容の説明のページを設けている。

事業内容としてまさに8ページを割いて説明しているが、核となる、または核にしたい事業は下のコンテンツ信託であろう。
http://www.jdc.jp/work/fund/index.html

信託とは、「自分(委託者)の信頼できる人(受託者)に財産権を引き渡し、一定の目的(信託目的)に従い、ある人(受益者)のために、受託者がその財産(信託財産)を管理・処分する」制度です(社団法人信託協会の定義より)。

要するに、動画などのコンテンツを預かり、マーケティングなどを施すことによって収益をあげる。それらの収益を得る権利を著作者が投資家に売ることによって、著作者は資金調達をする(著作者はその資金で質の高いコンテンツを制作することができる)。また、投資家はそのコンテンツから得られた収益から配当を受け取るというシステムである。



形のないものを対象にした錬金術のようなビジネスモデルとも言える。しかし言い方を換えれば形のないものの価値を創造し、より大きな価値を産み出すことにより社会に新しい価値を産み出しているとも言える。

2007年11月8日木曜日

JDC信託


11月8日終値 ¥36,300


今月はJDC信託を分析する。コンテンツ信託という、新しい先進的な事業を行っている企業である。そのコンテンツ信託という事業内容がわかりにくく、市場では未だ企業価値が未知数に認識されている部分がある。


しかしこのコンテンツという無形知的資産に価値を与えるという考え方には非常に興味がある。市場経済が成熟しつつある昨今、こうした無形の物に価値を与えることが更なる成長、または豊かな健全な社会を築いていくことを可能にするのではないか。


簡単な財務データは


06年3月期


売上 892百万円

経常損失 691百万円

純損失 1660百万円


と未だ利益を出していない企業である。しかも売上金額を超える損失を出している(詳しくは財務分析していくが)。しかしこの売上10億も満たない赤字企業に、今年も一時期100億円を超える市場価格(時価総額)がつけられている(11月8日現在の時価総額は約75億円)。


この得体の知れない新興企業を少し深く分析してみよう。



2007年10月31日水曜日

unicef -ハロウィーン

今月は企業でなかったため、不十分なレポートになってしまったが、unicef は主に世界中の(特に発展途上国の)子供達のためのファンドである。


主な活動として、



  • 教育(貧困地域の子供達に良質な教育を提供する。また女児にも平等に教育の機会を与える。)

  • Immunization (予防接種などにより、伝染病などを防ぐ。)

  • 子供達の保護(児童買春や児童労働、家庭内暴力などから子供を守る。)

  • エイズ(エイズの危険から子供達を守る。)


などが挙げられているが、「貧困地域の子供達がこんなに苦しんでいます」のような内容はHPなどにも書かれているが、具体的にどのような活動をしているか(どのように寄付金を使っているか)というのは正直わかりにくい。本来善意で集めた資金であっても企業のように(企業以上に)詳細な財務諸表を作って公表すべきではないか。


しかしanuaal report に収入の内訳はある程度詳しく公表されている。


06年の寄付金総額が $2,767,849,519 (約3,182億円、115円/ドル)

約3分の2が政府系の寄付金で残りが個人などからの寄付金のようである。


上の金額の内日本からのものが、 $289,339,175 (約332億円、総額比10.5%)

とこれには(金額の多さに)少し驚いた。

政府で$155,399,659 (53.7%)、その他で$133,939,517 となっている。


またさらに驚くべきは 黒柳徹子氏が上の金額とは別に個人名のファンドで

$862,000 (約9千9百万)、と1億円近い金額を寄付している。



さらに来年のannual report には FC Barcelona の寄付金(クラブ総収入の0.7%)も入ってくるだろう。約2億円近い金額になるらしいが、バルセロナほどのビッククラブならばユニフォームのスポンサースポンサースペースは年間(少なくとも)数十億円で売れるのに、それを寄付を払ってまで逆スポンサーをするのだから前代未聞であろう。


何故今月このユニセフを選択したか、というと


Trick-or-Treat UNICEF box


Since 1950 when a group of children in Philadelphia, Pennsylvania donated $17 they received on Halloween to help post-World War II victims, the Trick-or-Treat UNICEF box has become a tradition in North America during the haunting season. These small orange boxes are handed to children at schools and at various locations (such as Hallmark Gold Crown Stores) prior to October 31. To date, the box has collected approximately $91 million dollars (CAD) in Canada and over $132 million (US) in the USA


上のようにユニセフは主に北米で今日のハロウィーンに合わせて50年以上前から子供達による募金活動を行っている。オレンジ色の募金箱をハロウィーン前に子供達に提供するらしいが、今日までカナダとアメリカで約223百万ドル(256億円)を累計で集めている、とのこと。


「真似の得意な日本」と揶揄されてもいい。こういうことは是非積極的に真似して欲しいものだ。


10月31日、ハロウィーンの雰囲気も仮装した子供達もあまり見かけない日本だが、ささやかな募金を unicef に送った。子供の笑顔はお金では買えない、ネット上でボタンを押すだけでできる募金、そんなもので何が変えられるかわからない。でも何かせずにはいられない。みんな思いは同じではないだろうか・・・








2007年10月17日水曜日

unicef - unicef とは②

unicef を調べるにあたって、少しHPがわかりにくかったので、禁じ手とも言うべきウィキペディアを利用してみた・・・



さすがはわかりやすい。


まず気になっていた unicef の頭文字(特に i と e はどこから来たか)は


United Nations International Children's Emergency Fund


これが設立当初の正式名称であり(今は international と emergency は省かれているが)、今でもこの頭文字をとっているらしい。


そして Priority とされている5項目は、


  • Child Survival and Development (子供達の生存と発展)

  • Basic Education and Gender Equality (基本的教育と男女平等)

  • Child protection from violence,exploitation and abuse(家庭内暴力や搾取、虐待からの保護)

  • HIV/AIDS (エイズ)

  • children, and Policy advocacy and partnerships for children’s rights (子供達の権利の尊重)

となっている。特に教育やバクシネーション(伝染病などの予防)などに力を注いでいるようである。