2008年1月21日月曜日

ソフトバンク


投稿が途切れていたが、今回は日本の元祖ベンチャー企業ソフトバンクについて分析していく。

http://www.softbank.co.jp/index.html

非常に多様な事業を行っており、一概に企業の全体像をつかみにくい部分はある。


四季報によると簡単な事業比率は

移動体通信56(11)

ブロードバンド10(10)

固定通信13(-1)

インターネット・カルチャー8(50)

イーコマース10(2)

他3(-5)

となっている。移動体通信とは06年より参入している携帯電話事業であり、ブロードバンドはヤフーBBのADSL事業である。インターネット・カルチャーが子会社のヤフー事業になるのだろうか、これについてはまた詳しく分析する。

数年前までヤフー依存だった事業・ブランド構成を、携帯電話参入によってソフトバンクブランドを強くアピールしたと同時にキャッシュフローを産み出せる体制を築いた、というのが、大まかな流れである。


売上高と利益の推移だが(直近5年、単位億円)

2003年3月期(平成14年4月~平成15年3月)
売上 4,068
経常利益 △1,098

2004年3月期(平成15年4月~平成16年3月)
売上5,173
経常利益 △719

2005年3月期(平成16年4月~平成17年3月)
売上 8,370
経常利益 △452


2006年3月期(平成17年4月~平成18年3月)
売上 11,086
経常利益 274

2007年3月期(平成18年4月~平成19年3月)
売上 25,442
経常利益 1,534


売上は右肩あがりで07年3月期で2.5兆円、また06年に経常赤字を抜け出し本格的な成長軌道に入ったと言える。06年の携帯電話事業参入による収益性の改善効果が大きい。

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