2007年10月31日水曜日

unicef -ハロウィーン

今月は企業でなかったため、不十分なレポートになってしまったが、unicef は主に世界中の(特に発展途上国の)子供達のためのファンドである。


主な活動として、



  • 教育(貧困地域の子供達に良質な教育を提供する。また女児にも平等に教育の機会を与える。)

  • Immunization (予防接種などにより、伝染病などを防ぐ。)

  • 子供達の保護(児童買春や児童労働、家庭内暴力などから子供を守る。)

  • エイズ(エイズの危険から子供達を守る。)


などが挙げられているが、「貧困地域の子供達がこんなに苦しんでいます」のような内容はHPなどにも書かれているが、具体的にどのような活動をしているか(どのように寄付金を使っているか)というのは正直わかりにくい。本来善意で集めた資金であっても企業のように(企業以上に)詳細な財務諸表を作って公表すべきではないか。


しかしanuaal report に収入の内訳はある程度詳しく公表されている。


06年の寄付金総額が $2,767,849,519 (約3,182億円、115円/ドル)

約3分の2が政府系の寄付金で残りが個人などからの寄付金のようである。


上の金額の内日本からのものが、 $289,339,175 (約332億円、総額比10.5%)

とこれには(金額の多さに)少し驚いた。

政府で$155,399,659 (53.7%)、その他で$133,939,517 となっている。


またさらに驚くべきは 黒柳徹子氏が上の金額とは別に個人名のファンドで

$862,000 (約9千9百万)、と1億円近い金額を寄付している。



さらに来年のannual report には FC Barcelona の寄付金(クラブ総収入の0.7%)も入ってくるだろう。約2億円近い金額になるらしいが、バルセロナほどのビッククラブならばユニフォームのスポンサースポンサースペースは年間(少なくとも)数十億円で売れるのに、それを寄付を払ってまで逆スポンサーをするのだから前代未聞であろう。


何故今月このユニセフを選択したか、というと


Trick-or-Treat UNICEF box


Since 1950 when a group of children in Philadelphia, Pennsylvania donated $17 they received on Halloween to help post-World War II victims, the Trick-or-Treat UNICEF box has become a tradition in North America during the haunting season. These small orange boxes are handed to children at schools and at various locations (such as Hallmark Gold Crown Stores) prior to October 31. To date, the box has collected approximately $91 million dollars (CAD) in Canada and over $132 million (US) in the USA


上のようにユニセフは主に北米で今日のハロウィーンに合わせて50年以上前から子供達による募金活動を行っている。オレンジ色の募金箱をハロウィーン前に子供達に提供するらしいが、今日までカナダとアメリカで約223百万ドル(256億円)を累計で集めている、とのこと。


「真似の得意な日本」と揶揄されてもいい。こういうことは是非積極的に真似して欲しいものだ。


10月31日、ハロウィーンの雰囲気も仮装した子供達もあまり見かけない日本だが、ささやかな募金を unicef に送った。子供の笑顔はお金では買えない、ネット上でボタンを押すだけでできる募金、そんなもので何が変えられるかわからない。でも何かせずにはいられない。みんな思いは同じではないだろうか・・・








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