ポイントは09年2月期の純利益が前期比11%増の83億円と過去最高となる見込みで、増配(20円増の年100円)を発表した。26日の終値は前日比350円プラスの4050円。
記事ではこの不況下の強さの秘密を
「スピード経営」
と評している。
具体的には、
1.商品企画から店頭に並ぶまでのスピード(約2ヵ月)
2.在庫回転率の早さ(27回)
スピード経営による売上高営業利益率は17%(粗利率60%)と15%前後のユニクロを凌ぐ。
記事にあるチャートでは、縦軸に売上高営業利益率、横軸に在庫回転率が示され、ユニクロなどの同業社と比較されている。(ユニクロの在庫回転率は約10回、しまむらや良品計画では約15回)
上のチャートでは特に在庫回転率でポイントは他社を圧倒している。
回転率27回は記事にもあるが2週間で商品が入れ替える計算になり、これは高効率経営というより
足りない経営
である。現場では常態的に機会ロスが発生していることが想定され、ユニクロはこの水準を目指していない。
しかしポイントは敢えてこの「足りない経営」を選択している。
今後人口減少社会を迎える日本では、ポイントのように
商品やサービスを意図的に不足させる「足りない経営」
が多くの分野で求められるのかもしれない。
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