9月5日終値¥1,830
今月は靴下製造・販売のタビオを分析する。
この企業には以前から注目していたが、今期に入って株価も急上昇している。既存店の売上が引き続き好調のようである。
今まで企業をいろいろ分析していると、企業が大きくても小さくても、
成功している企業に共通して言えるのが自社の進むべきドメインを知り、そしてそのドメインで徹底的に戦っている、
ということである。その点このタビオはわかりやすい、創業以来、徹底して靴下(と女性用タイツなど)ばかりを売り続けている企業である。
「ニッチを攻める。」なんていうセオリーは誰でも口にすることだが、まさか靴下だけのアパレル企業が、上場企業に育つなんて、誰も(おそらく越智社長も)考えなかっただろう。
このタビオが靴下だけでどれだけ売っているかというと、
19年2月期
売上 115.78億円
営業利益 9.93億円
純利益 5.27億円
売上高営業利益率 8.6%
この狭い領域で100億円を超える売上を上げているだけでなく、内容(利益率等)も抜群の優良企業である。英国の有名百貨店に出店するなど海外進出にも積極的で、また今期も既存店ベースで高い成長を続けている。
0 件のコメント:
コメントを投稿