2007年9月5日水曜日

タビオ



9月5日終値¥1,830




今月は靴下製造・販売のタビオを分析する。


この企業には以前から注目していたが、今期に入って株価も急上昇している。既存店の売上が引き続き好調のようである。




今まで企業をいろいろ分析していると、企業が大きくても小さくても、




成功している企業に共通して言えるのが自社の進むべきドメインを知り、そしてそのドメインで徹底的に戦っている、




ということである。その点このタビオはわかりやすい、創業以来、徹底して靴下(と女性用タイツなど)ばかりを売り続けている企業である。




「ニッチを攻める。」なんていうセオリーは誰でも口にすることだが、まさか靴下だけのアパレル企業が、上場企業に育つなんて、誰も(おそらく越智社長も)考えなかっただろう。




このタビオが靴下だけでどれだけ売っているかというと、




19年2月期


売上     115.78億円


営業利益    9.93億円


純利益     5.27億円


売上高営業利益率 8.6%




この狭い領域で100億円を超える売上を上げているだけでなく、内容(利益率等)も抜群の優良企業である。英国の有名百貨店に出店するなど海外進出にも積極的で、また今期も既存店ベースで高い成長を続けている。












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