9月14日終値¥1,854
タビオの経営戦略において、ドメインは明確である。
靴下(とその関連製品)のみを売っていく
ということであるので、いわゆるWHO(誰に)、WHAT(何を)、HOW(どのように)のうちのWHATは決まっている。また「靴下屋」などの小売店の屋号からも、消費者に対するメッセージも明確である。靴下の国内市場規模は4000億円程度と言われる。
ちなみにタビオは靴下や女性用タイツの他にスパッツ(主に女性用)も取り扱っている。一見ドメインを逸しているかにも見えるが、ストレッチ素材を使う目立たない脇役という点で靴下と共通点がある。また靴下に比べて単価も高く、「金のなる木」的なイメージもある。
次にWHO(誰に)であるが、
ターゲットは靴下を履く全ての消費者
と言って良いだろう(成長段階ではターゲットを特に女性に絞っていたが)。「靴下専門店」というと随分狭い市場で勝負しているなあ、というイメージを持つが、これが盲点で、実は靴下というのはほとんど全ての人が着用するもので、ターゲットは市場全体、と非常に広い。
あえて言うならば、タビオはもともと靴下卸売り業として成長してきたが、現在は100店舗を越える直営店を持ち(直営店128店舗、フランチャイズを含め総計268店舗、07年8月末)、ターゲットをエンドユーザー(最終消費者)にシフトしている。また、イギリスに5店舗を出店するなど、市場を世界に広げている。
最後にHOW(どのように)、これは複雑である。
複雑だが、非常に重要な部分である。ので、次回にまわす・・・
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