2007年7月27日金曜日

サンテック-海外事業展開

7月27日現在株価¥650

サンテックの売上の約30%が海外の売上である。

詳しく は19年3月期(連結売上高約312億円)で

東南アジア 約76億円(対連結売上比率24.2%)
その他アジア 約29億円(同9.1%)

と、100億円以上(33.4%)を海外で稼いでいる。

また、アジア事業拠点として
現地法人をブルネイ、マレーシア、タイ、中国(上海)に持ち、

支店をシンガポール、ミャンマー、台湾に、

駐在員事務所をベトナムに持っている。

中国の現地法人(山陽機電技術(上海)有限公司)は連結子会社となっている。米国に現地連絡事務所を持つ。

下は施工例としサンテックHPにいくつか紹介されている画像のうち、シンガポールのリパブリックプラザ(上)と、ブルネイのヤヤサンショッピングセンター(下)である。






上のように海外では大規模な建設工事を請け負っている例が多いようである。日本の資本による投資事業においてその電気工事部門を請け負う有力な受け皿となっていることが想定される。

また海外事業はアジアに集中しており、中でも東南アジアに集中していく戦略をとっているようである。(18年44億18%、19年76億24%)

電気工事サービス業と内需中心の業界において積極的に海外へ乗り出し、そして確実に事業基盤を築いていることは注目すべきである。日本国内においての建設業界を取り巻く環境は以前厳しいものであるが、今後も東南アジアや中東においては大規模建設工事が相次ぐと見られ、経験を強みにしてそれらの市場で(電気工事部門では)強い交渉力を持っていくことが想定される。

0 件のコメント: