2008年6月26日木曜日

ソフトバンク-iPhone


ソフトバンクの株価が伸びない(6月27日終値¥1,832)。


6月上旬に iPhone の発売を発表して一時は1900円台半ばまで上げたが、ここへ来て月初(¥1,861)の価格を下回っている。


これは誤算であろう。私にとっても想定外の市場の静観(無視?)であった。ついにしびれを切らした孫社長がマーケティングに動いた(孫氏は重要なマーケティングには常に表にでるが)。




今回発表されたのは、iPhone の具体的な利用料金

iPhoneの利用料金は、月額980円の「ホワイトプラン(i)」に、月額5985円のデータ定額制プラン「パケット定額フル」、ネット利用に必要な月額315円の「S!ベーシックパック(i)」をあわせ、月額7280円からとなる。


月額7,280円は従来若者が携帯電話を利用してきた料金としては決して高くはない。しかし携帯規格のネットが普及したこの時代に新たな規格(PCネット)を提供して、市場に受け入れられるのか?


若者は躊躇するだろう、携帯ネットですでにコミニュティを築いているし、新たな世界にシフトするのはかなりのイノベーターとなる。


個人的には iPhone には非常に興味がある(欲しい)。しかし(通話料金を含めて)月額8千円~1万円になると推定すると、現時点ではちょっと高い。


要するに最初に購入するイノベーターの評価がいかに?ということになるだろう。株価が動き始めるのは8月か。



ソフトバンクについては、もう一度最初から分析を見直したい。このブログにおける分析方法もしっかりとフォーマットを作ってわかりやすいものにブラッシュアップしなくてはいけない。

2008年5月16日金曜日

トリドール


今回は多様な飲食店を展開するトリドールについて少し興味を持ったので、投稿しておく。
http://www.toridoll.com/company/ir/index.html


昨日トリドール経営傘下の丸亀製麺で昼食をとった。これが、飲食店の業態としては非常に優れていると感じたのがきっかけである。

丸亀製麺で食事をしたのは、今回が3回目となるが、初めての時はイオンのショッピングセンター内のフードコートでの食事で、それほどの印象はなかった。

強い興味を持ったのは、2度目に、近所に出来たロードサイドの店で食事をした時である。

その店舗は開店が、この3月だっただろうか、開店当初から客足も好調のようで(職業柄この辺の感覚には自信を持っている)、開店して間もなく食事をしたのだが、正直「これは素晴らしい」、と感じた。

何故ショッピングセンター内の店舗でそれほどの印象を受けずに、ロードサイド店舗で良い印象を持ったのかというと、この店の看板商品である「釜揚げうどん」をショッピングセンター内で注文した際に、少し時間がかかる(注文後にゆでる)と言われたために、急いでいたので他の商品に変更を余儀なくされたためである。しかし、ロードサイド店舗では、待つことなく注文できた。これはロードサイド店舗では回転が良いために、常時釜揚げをゆでながら注文に応じて提供していたためである。

要するに丸亀製麺のロードサイド店舗に大きな将来性を感じた。


昨日食事をしたのは、入店が12時50分、平日の昼食時の少し遅い時間帯である。

店舗は座敷席(6名)ボックスが4つ、ここには一人も客はいなかった。昼時の座敷席は需要が少ないようである。

長机席(10名、8名)がそれぞれ、3つと1つ、ここには私の食事の間38席中25席が利用されていた。

椅子のボックス(4名)が8つ、ここは32席中20席が利用されていた。

全部で94席中45席がその時間帯に使われていた。50%を超える率である。

これらの数字を基に丸亀製麺の売上を分析してみる。

客単価は600~700円と思われる。私が店を出たのは13時過ぎ、10分強の滞在であったが、私の場合は少し早かったので、通常の滞在時間は平均20分ほどではないか、一時間の回転は3回くらいとなる。45名の一時間3回転、客単価650円で計算すると。

45×3×650=87,750

営業時間は確か11時~22時くらいであったので、1時間くらい死ぬ時間があったとして、営業10時間で計算して

87,750×10=877、500

これに私の入店した時間は一応食事時であったので、8掛けして

877,500×0.8=702,000

一日の売上は約70万、

700,000×30=21,000,000

一月の売上は約2,000万

20,000,000×12=240,000,000

一年の売上は2億4千万、現在ロードサイド52店、ショッピングセンター内56店、計108店なので、

240,000,000×108=25,920,000,000

この計算でいくと丸亀製麺の1年の売上は約260億円、短信で調べると
http://www.toridoll.com/company/ir/pdf/20080509_01.pdf

89、69億円・・・約90億円。

要するに私の入った店が、グループの中でも非常に優良な店舗なのか、それともこの業態の将来性が高いことをこの分析は裏付けているのか、私は後者である、と判断する。

2008年5月11日日曜日

ソフトバンク-20年3月期決算

少し間が空いてしまったが、その間に待ちかねていたソフトバンクの20年3月期の決算発表があった(5月8日)。

http://www.softbank.co.jp/irlibrary/results/pdf/softbank_results_2008q4_001.pdf

流し読みだが、予想通り内容は非常に明るいものになっている。かねてから、ソフトバンクはこの20年3月期の業績が、将来を占う上で非常に大きなポイントとなってくると思っていた。

また近いうちに詳しく分析しようと思っている。

(誰もが名前を知っている)日本の大企業の中では現在株価が最も割安な企業ではないだろうか

2008年3月17日月曜日

ソフトバンク-財務分析

ソフトバンクの財務諸表を簡単に分析してみる。

まず Strength (強み)から見ると、

①利益率の高さ

これがまず一番ではないだろうか。ソフトバンクの19年9月の中間決算における営業利益率は12.3%、絶対値も高いが、前期または全中間期の10%台から大幅にアップしている。経常利益率も全中間期5.6%、前期6.0%、中間期8.0%と飛躍的に上昇している。

企業にとって利益率は最も重要視すべき要素である。その点では携帯事業に参入し、起動に乗ってきたことで経営の質を急速に高めていることがしっかりと数字に表れている。

②売上水準の高さ

前期のソフトバンクの売上は2兆5千億に登り、売上の絶対値が高いことは大きな強みである。これも携帯事業参入によるところは大きい。


③現金保有額の多さ

ソフトバンクは19年9月のバランスシートで約4,700億円の巨額の現金を保有している。

次回財務面の Weakness (弱み)の分析をして、事業全体のSWOT分析をした上でまとめに入ろうと思う。今月中にまとめられたら良いが。

2008年2月3日日曜日

ソフトバンク-株売却益


スクープである。米マイクロソフトによる米ヤフーの買収(合併)の話がここにきて現実味を増しているようである。




買収金額が44.6BILLONということである。


ソフトバンクは米ヤフーの株を約3.9%保有している。


44.6Bの3.9%は約17.4B、現在の円高相場でも1,800億円超のキャッシュ(?)が入ることになる。売却益で700億から800億円ということになる。


昨年のソフトバンクの経常利益が1,534億円であったことを考えると、もしこの話が決まって売却益が入るとすればソフトバンクにとって巨額の利益が舞い込んで来ることになる。


しかし、日本ヤフーはもちろん、米ヤフーとの関係を強く持っていたこともソフトバンクにとって大きな強みだったことを考えると、売却益だけで判断できない部分もあるかもしれない。


さらに孫社長が、この話をすんなり受け入れるのか、ということも注目すべき点である。

2008年1月27日日曜日

ソフトバンク-孫正義

ソフトバンクを語る時に、この人を語らずしては何も語れない。

良くも悪くも未だ

ソフトバンク=孫正義

という構図は誰もが認めざるを得ないだろう。

社長あいさつのページで

福岡の小さな雑居ビルで、たった2人の社員を相手にミカン箱にのって朝礼をしたのを覚えています。

志無きビジネス、目先の収益だけを追う事業は、必ずや時代に淘汰されます。

この辺の言葉が彼のカリスマ性を生み出しているのだろう。

とにかくこの人は何をするのかわからない、何かをやってくれそう、そう思わせる人物であることには間違いない。世の中にはそういう人物は多いのかもしれないが、この国、日本で確固とした知名度と地位、実績、そして紛れもない能力を備えた人物といえば彼しかいないのかもしれない。

2008年1月21日月曜日

ソフトバンク


投稿が途切れていたが、今回は日本の元祖ベンチャー企業ソフトバンクについて分析していく。

http://www.softbank.co.jp/index.html

非常に多様な事業を行っており、一概に企業の全体像をつかみにくい部分はある。


四季報によると簡単な事業比率は

移動体通信56(11)

ブロードバンド10(10)

固定通信13(-1)

インターネット・カルチャー8(50)

イーコマース10(2)

他3(-5)

となっている。移動体通信とは06年より参入している携帯電話事業であり、ブロードバンドはヤフーBBのADSL事業である。インターネット・カルチャーが子会社のヤフー事業になるのだろうか、これについてはまた詳しく分析する。

数年前までヤフー依存だった事業・ブランド構成を、携帯電話参入によってソフトバンクブランドを強くアピールしたと同時にキャッシュフローを産み出せる体制を築いた、というのが、大まかな流れである。


売上高と利益の推移だが(直近5年、単位億円)

2003年3月期(平成14年4月~平成15年3月)
売上 4,068
経常利益 △1,098

2004年3月期(平成15年4月~平成16年3月)
売上5,173
経常利益 △719

2005年3月期(平成16年4月~平成17年3月)
売上 8,370
経常利益 △452


2006年3月期(平成17年4月~平成18年3月)
売上 11,086
経常利益 274

2007年3月期(平成18年4月~平成19年3月)
売上 25,442
経常利益 1,534


売上は右肩あがりで07年3月期で2.5兆円、また06年に経常赤字を抜け出し本格的な成長軌道に入ったと言える。06年の携帯電話事業参入による収益性の改善効果が大きい。