2009年7月24日金曜日

くら寿司のランチ

くら寿司は関西を起点に成長している回転寿司大手の一つ。

タッチパネル端末でのオーダーや皿の自動カウント機能など、IT化で他の大手と明確に差別化されている。

そんなくら寿司が昼のランチを始めたので覗いてみた。

メニューは

彩り丼(チラシ寿司)
海鮮丼
握り寿司(8貫)

のうちどれか一つ、さらに

かけうどん
茶碗蒸し
赤だし

のうちどれか一つの2品で

税込み500円

というバリューとなる。

このランチ戦略をQCDの切り口で分析すると、

Q(品質)

海鮮丼とうどんのセットを注文したが(写真)、質、量とも文句のない水準である。

C(価格)

これも文句なし、というより企業戦略としては安過ぎる。せめて税別にするべきだろう。

D(速さ)

これはイマイチ。タッチパネルでオーダーしてから注文品が回ってくるまで10分余り。回転寿司のスピード感からすると少々ストレスを感じる待ち時間である。


くら寿司の企業としての強みの一つがITを駆使した効率経営である。

しかしどうもこのランチ戦略は、そちらの方向性に合わない。

提案としては、

ランチタイムは来店時のカウンター受付で、

「ランチのご希望ですか?」

と聞く。そしてその場でオーダーを取る(決まっていないときは後ほど端末で呼び出してもらう)。

自分は初めてランチを目当てに入店したが、どのようにオーダーするかわからずに店員を呼び出した。

そしてランチメニューは回転ベルトに流さずに手運びする。

理由は、

1.ランチは比較的時間を気にするビジネスマンが多いこと

2.回転ベルトで喜ぶ子供がメインターゲットではないこと

要するにランチは敢えてアナログで行きましょう

という提案である。

2009年7月21日火曜日

サントリー

キリンHDとの大型合併が報道されているサントリーの財務データ(日経9面「経営の視点」より)

売上 1兆5100億円
自己資本 3938億円
有利子負債 2648
(いずれも08年12月期)

上場企業ではないので公開データは少ない。

売上は思っていたより多い。キリンHDがM&Aで拡大戦略を取る前はサントリーの方が売上規模は大きかったのでは。

一方有利子負債も想定より多い。

個人マネー

日経一面記事よりメモ

個人資産が定期預金に流れているという記事

定期預金残高は06年の170兆円を底に一本調子に上昇

09年5月末で195兆円

一方普通預金が160兆円前後

株式投信残高が3月末で126兆円(07年6月に280兆円)

この3年で定期預金が20兆円余り増加していて、そのマネーが国債に流れ、そのまま真水の経済対策に使われたという見方ができる。

定期預金の金利は0.2%程度。3ヵ月〜2年の短期が中心。

個人マネーはどこに向かうのか・・・