前回の投稿で抜けていたmarket cap.(時価総額)は
129.24billion(15.25兆円)
である。この数字は普通に見てかなり高額であると言って良いであろう。米国の市場で20番目、日本の市場に当てはめるとトヨタと三菱UFJについで3番目に入ってくる水準である。
Coca Cola CoのMission(経営理念)だが、
- To Refresh the World
- To Inspire Moments of Optimism
- To Create Value and Make a Difference
の3つが挙げられている。要するに
「世界を(世界中の人々を)活気付けて、楽しい一時を与え、何か新しいものを作って行こうぜ!」
という感じであろうか。特に
refresh the world
というのは企業として最も大きなMissionのようである(パッケージにも「refreshing & uplifting」と書かれている)。Cokeは今でこそ当たり前に存在する、スタンダードなドリンクだが、しかし今でもそのテイストは他のドリンクと比べると明らかに異種のものである。それに私達は慣れてしまっているが、当初市場に表れた頃は驚きのドリンクだったことだろう。
「人々に驚きを与えたい」
そして幸せを提供したい、という意味が込められているのではないだろうか。色の驚き、テイストの驚き、のどごしの驚き、私達が今当たり前として捉えているCokeをまた新鮮に見つめなおすと、いろいろな驚きが見えてくる。そして、驚きこそが生活に刺激を与え、そして喜びとなる、ということであろうか。
さらにVisionとして、
- Profit
- People
- Portfolio
- Partners
- Planet
の5つのPが挙げられている。
Valueとして
Leadership: "The courage to shape a better future"
Passion: "Committed in heart and mind"
Integrity: "Be real"
Accountability: "If it is to be, it’s up to me"
Collaboration: "Leverage collective genius"
Innovation: "Seek, imagine, create, delight"
Quality: "What we do, we do well"
の7つが挙げられている。特にInnovetionのところの
「Seek, imagine, create, delight(探せ、考えろ、創造しろ、楽しめ!)」
というキャッチはクールで個人的に気に入った。
2 件のコメント:
いつも楽しく読ませてもらっております。
コカコーラ社に関しては書籍があまり
ないようで、よく知りませんでしたが
かなり刺激的経営理念ですね。
有名な経営者っていましたっけ?
コメントありがとうございます。
経営者はEdward Neville Isdell氏(http://en.wikipedia.org/wiki/E._Neville_Isdell)がCEOというよりchairmanというポストで大きな影響力があるようですね(annual report
で3ページも自分のコメントを載せている)。彼はアイリッシュでお決まりのHBS(Harvard Business School)の出身ですが、ザンビアのボトラーから叩き上げた生え抜きのようで、アメリカの経営者としては年齢も高く(64歳)、やはり歴史あるCoca Colaだけあって保守的なイメージも少しあります。しっかり実績は残してますけどね。
ちなみにCokeの創業者はJohn Stith Pemberton (http://en.wikipedia.org/wiki/John_Stith_Pemberton)という薬剤師でCoke
はもともと薬品として開発されたようですね。
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