09年2月期
売上 542億77百万円(前期比マイナス1.2%)
営業利益 33億91百万円(同マイナス9.7%)
経常利益 35億56百万円(同マイナス10.5%)
純利益 19億26百万円(同マイナス10.5%)
となっている。売上は微減、各種利益で1割程度の減益である。
フェリシモは事業の大部分が通信販売で、新規出店などの規模拡大はない。昨年からの不況下で売上横ばいは健闘ではないか。
利益の落ち込みを分析すると、販菅費が前期比で2.7%(約6.8億円)増加している。
さらに販管費を分析すると、
広告費 81.6億円(3.9億円増)
運送費 33.0億円(1.2億円減)
給与 42.8億円(1.0億円増)
減価償却 10.6億円(1.9億円増)
などが金額の大きな項目である。
目立つのは広告費。これはカタログ印刷や発送などの占める割合が大きいようである。
フェリシモのウェブ受注比率は年々上昇していて、昨年12月には50%を超えている。
ウェブ受注の増加でカタログ費用負担の減少が将来期待できる。
今後は事業所を構える中国や米国での事業拡大や、家具販売などによる商品ラインの拡大によってさらなる成長も期待できる。
提案は前回と同じく
アンテナショップ展開
である。東京や大阪に数店舗設けることで、顧客反応を目で見て、直接声を聴き、商品開発に反映させる。知名度をより高めることも重要である。
この企業はどこかで一気に伸びる。そんな気がする。
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