ソフトバンクの財務諸表を簡単に分析してみる。
まず Strength (強み)から見ると、
①利益率の高さ
これがまず一番ではないだろうか。ソフトバンクの19年9月の中間決算における営業利益率は12.3%、絶対値も高いが、前期または全中間期の10%台から大幅にアップしている。経常利益率も全中間期5.6%、前期6.0%、中間期8.0%と飛躍的に上昇している。
企業にとって利益率は最も重要視すべき要素である。その点では携帯事業に参入し、起動に乗ってきたことで経営の質を急速に高めていることがしっかりと数字に表れている。
②売上水準の高さ
前期のソフトバンクの売上は2兆5千億に登り、売上の絶対値が高いことは大きな強みである。これも携帯事業参入によるところは大きい。
③現金保有額の多さ
ソフトバンクは19年9月のバランスシートで約4,700億円の巨額の現金を保有している。
次回財務面の Weakness (弱み)の分析をして、事業全体のSWOT分析をした上でまとめに入ろうと思う。今月中にまとめられたら良いが。
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