http://www.nikkei.com/article/DGXNASGD2002Z_Q2A221C1EB2000/
「ミドリムシ事業」の「東大発ベンチャー」、ユーグレナが本日(20日)東証マザーズに上場した。
公開価格は1,700円、公開株式数は63万500株だったが、人気殺到で一時は公開価格の約2.3倍となる3,910円をつけた。結局20万株余りの買い超過となり初日の値はつかなかった。
ユーグレナは東大出身の起業家である出雲充氏が2005年8月に設立したベンチャー企業である。
「ホリエモン現象」でベンチャーブームだった当時に生まれ(出雲氏は堀江氏との交流もあったようである)、現在までしっかりと実績を積み上げてきた企業が今注目を浴びているというのは、日本経済の奥行きの深さを感じさせる良いニュースである。
現在の資本金は4億6,065万円で、本社は東大の敷地内に置いている。
設立から5年余りの2010年9月の決算では最終黒字に転じ、
直近12年9月期の売上額が15億8500万円、最終利益で約2億円を稼ぎだしている。
http://www.euglena.jp/
(参照元同社サイト)
同社の企業理念の展望は大きく、
ミドリムシで世界を救う
というもので、ミドリムシを活用した食品で世界の食料危機などの問題解決の助けになると唱える。
戦略は当初はミドリムシを活用した化粧品などで地道に利益を上げていく中で研究開発を進め、将来はエネルギー関係などで事業を拡大していくという絵を描いている。
しかしミドリムシって食べられるんですね。
これが多くの消費者の素直な感想ではないだろうか。
こういった一般的な人たちを取り込むために、家庭の身近な食品であるスナック類などでヒット商品を産み出すことが出来れば、認知度もグッと上がって事業展開をスピードアップ出来るのではないか。
代表の出雲氏はまだ30代前半、起業家として、ビジネスパーソンとして最も油の乗る年代である。今から10年が勝負だろう。
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