http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20121112/239306/?P=1&ST=nbmag
今年1〜9月の既存店売上が前年比2.2%減
グラフを見ると、特に5月の落ち込みが激しく、前年比11%減、客単価に至っては12.9%減となっている。
前年のキャンペーン成功の反動だろうか。
さらなる成長のためには、契約の壁はあるのだろうが、新業態(タコベルなど)の輸入など思いきった戦略が必要だろう。
2012年11月20日火曜日
日本の対中投資32%減 10月、反日デモで急ブレーキ :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2002W_Q2A121C1000000/
日本とケンカするのは、中国側にとって大きな損害だと思うのだが。
日本の9月までの累計対中投資額は、
60億8000万ドルと、他の国を含めた中国に対する投資額全体の6.6%を占め、さらに増加傾向を見せていた。
9月の対日デモの影響で、10月の投資額はグッと減って4億5900万ドル(前年同月比32.4%)となった。
グローバル化の下で、世界中の政府がのどから手が出るほどほしい自国への投資。それを自ら拒否するかのような中国政府の姿勢とも取れる。
目先の実利よりも、将来的なアジアにおける地位を見据えているかのようにも見える。
今ジャパンマネーで成長するわけにはいかない…
そんなプライドが見え隠れする。
日本とケンカするのは、中国側にとって大きな損害だと思うのだが。
日本の9月までの累計対中投資額は、
60億8000万ドルと、他の国を含めた中国に対する投資額全体の6.6%を占め、さらに増加傾向を見せていた。
9月の対日デモの影響で、10月の投資額はグッと減って4億5900万ドル(前年同月比32.4%)となった。
グローバル化の下で、世界中の政府がのどから手が出るほどほしい自国への投資。それを自ら拒否するかのような中国政府の姿勢とも取れる。
目先の実利よりも、将来的なアジアにおける地位を見据えているかのようにも見える。
今ジャパンマネーで成長するわけにはいかない…
そんなプライドが見え隠れする。
2012年11月18日日曜日
日本で稼ぎ世界に挑む トヨタ100年への計 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD120B7_T11C12A1TJ1000/
2013年3月期の営業利益予想が1兆500億円
今後の課題として、中国問題が取りざたされるが、
中国において、トヨタを超える車が今後生まれるのか
若しくは、中国または他の国の企業においても
トヨタの技術は模倣可能なのか
という議論になってくる。
「本当に良い車に乗りたい」
という欲求を抑えてケンカを続けるのか
中流階級でもプリウスに手が届く日が来たら
「あんなこともあったなぁ…」
なんて言いながら、静かな走りを楽しむのか。
品質が紛争を超える
そんなドラマを見たい。
2013年3月期の営業利益予想が1兆500億円
今後の課題として、中国問題が取りざたされるが、
中国において、トヨタを超える車が今後生まれるのか
若しくは、中国または他の国の企業においても
トヨタの技術は模倣可能なのか
という議論になってくる。
「本当に良い車に乗りたい」
という欲求を抑えてケンカを続けるのか
中流階級でもプリウスに手が届く日が来たら
「あんなこともあったなぁ…」
なんて言いながら、静かな走りを楽しむのか。
品質が紛争を超える
そんなドラマを見たい。
2012年11月11日日曜日
回転寿司の市場シェア
回らない・安くない…回転ずし、都心攻略で「変身」
日経で最近回転寿司のニュースが多い。
上の記事は、回転寿司のあり方が変わってきているという趣旨で、
回転寿司空白区と言われる、都市部における戦略として、
元気寿司は回転レーンをなくし、「受注生産」の高速レーンのみの新店で廃棄ロスを減らし、
スシローは105円の殻を破った189円の「高級皿」で単価を高め、
くら寿司はうどんやラーメンなどの麺類の比率を高めて、原価率を下げる(利益率を高める)
一方で、一昨年(2010年)までトップシェアを誇っていたかっぱ寿司の戦略は、
「一皿94円」と単なる値下げ(価格戦略)に走った残念なものであった。
不景気の中で、未だ成長を続ける回転寿司業界。市場規模は2011年で約4,800億円(富士総研調査より)と言われている。
その中でも上位三社のシェアは高まりつつあり、激しい争いが繰り広げられている。
1. スシロー 998億円(11年9月期 319店)
2. カッパ寿司 923億円(11年2月期、379店 CVS事業含む)
3. くら寿司 744億円(11年10月期 302店)
ちなみに元気寿司は強みである海外事業を含み225億円(11年3月期 220店)となっている。
上の数字からざっくりと市場シェアを計算すると、
1. スシロー 20.8%
2. カッパ寿司 19.2%
3. くら寿司 15.5%
(4. 元気寿司 4.7%)
上位3社で市場シェアの半分を超えている(55.5%)。
しかし上の記事にあるように、回転寿司業界の原価率は高い(利益率は低い)。
その中で出店を増やし、物流コスト等を抑えることで成長を続けている。
回転寿司は低価格志向のファミリーの心を掴んで来た
海外への出店にも期待がかかるが、各社それほどうまくいっていないようである。
しかし、回転寿司というよりも「寿司業界」という捉え方をした場合
低価格の回転寿司と、高価格の従来の「寿司屋」
ざっくりとした客単価は前者が約1000円、後者が5000円程度ではないだろうか。
両者の間には隔たりがあり、
中価格帯(客単価3000円程度)が空洞化していると言える
このスペースには平日の夜にサラリーマンが同僚や取引先とちょっと飲みにいくなんていう需要を満たし、回転寿司も高級寿司屋も満たすことのできない、言わば「ニッチ」になりつつある。
それらの需要は回転寿司が弱いと言われる都市部の需要をきれいに満たすだろう。
大手チェーンの物流網を活かし、そのような「回らない(回らなくても良い)」新しい店舗モデルを作ることを、今後の業界の戦略として提案した。
日経で最近回転寿司のニュースが多い。
上の記事は、回転寿司のあり方が変わってきているという趣旨で、
回転寿司空白区と言われる、都市部における戦略として、
元気寿司は回転レーンをなくし、「受注生産」の高速レーンのみの新店で廃棄ロスを減らし、
スシローは105円の殻を破った189円の「高級皿」で単価を高め、
くら寿司はうどんやラーメンなどの麺類の比率を高めて、原価率を下げる(利益率を高める)
一方で、一昨年(2010年)までトップシェアを誇っていたかっぱ寿司の戦略は、
「一皿94円」と単なる値下げ(価格戦略)に走った残念なものであった。
不景気の中で、未だ成長を続ける回転寿司業界。市場規模は2011年で約4,800億円(富士総研調査より)と言われている。
その中でも上位三社のシェアは高まりつつあり、激しい争いが繰り広げられている。
1. スシロー 998億円(11年9月期 319店)
2. カッパ寿司 923億円(11年2月期、379店 CVS事業含む)
3. くら寿司 744億円(11年10月期 302店)
ちなみに元気寿司は強みである海外事業を含み225億円(11年3月期 220店)となっている。
上の数字からざっくりと市場シェアを計算すると、
1. スシロー 20.8%
2. カッパ寿司 19.2%
3. くら寿司 15.5%
(4. 元気寿司 4.7%)
上位3社で市場シェアの半分を超えている(55.5%)。
しかし上の記事にあるように、回転寿司業界の原価率は高い(利益率は低い)。
その中で出店を増やし、物流コスト等を抑えることで成長を続けている。
回転寿司は低価格志向のファミリーの心を掴んで来た
海外への出店にも期待がかかるが、各社それほどうまくいっていないようである。
しかし、回転寿司というよりも「寿司業界」という捉え方をした場合
低価格の回転寿司と、高価格の従来の「寿司屋」
ざっくりとした客単価は前者が約1000円、後者が5000円程度ではないだろうか。
両者の間には隔たりがあり、
中価格帯(客単価3000円程度)が空洞化していると言える
このスペースには平日の夜にサラリーマンが同僚や取引先とちょっと飲みにいくなんていう需要を満たし、回転寿司も高級寿司屋も満たすことのできない、言わば「ニッチ」になりつつある。
それらの需要は回転寿司が弱いと言われる都市部の需要をきれいに満たすだろう。
大手チェーンの物流網を活かし、そのような「回らない(回らなくても良い)」新しい店舗モデルを作ることを、今後の業界の戦略として提案した。
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